卒業レポート：２「わんごはん：ダイエット編」

ホリスティック・ケア・アドバイザーとしての
ケーススタディはお友達ワンコの
ダイエット食を考えることにしました。
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【Ｋくん】
ビーグル・ ♂ ・４歳・
現在　１３ｋｇ　（一か月半前は１４ｋｇ）→目標は約１２ｋｇ
アレルギー等： 小麦　・　乳製品 

■状況：
昨年、体重が１４ｋgとなり、
獣医さんから12kg台前半にするよう言われた。
年明けからは、白菜・人参・さつまいも等を煮込み、
野菜中心の生活」により、一か月半で１kg強の減量。
おやつは少量のささみジャーキー等。

■目標：
栄養バランスを考えながら、
健康でおいしい食生活と運動で減量に挑戦！
まずは、かかすことのできない栄養をとるために、
必要なカロリー計算をし、
体重に合わせたタンパク質、カルシウムの必要量を計算。
 （※具体的な数値はここでは略）
  

 



























　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　                                               (※↑肉は６０ｇを使用）

 

ワンの健康に必要な消化酵素をとるために、
肉・魚・野菜など「生」でとることを
積極的におこなっていますが、

今回は、「野菜の煮込み系」に慣れている
Ｋくんのために「豆腐」以外はすべて茹でました。


ワンごはん「Ｋくんのためのダイエット食」　　☆完成☆　




















★ポイント★
トマト好きなＫ太郎くんのために、
最後にミニトマトを加熱し液状にし、トマト味にしました。

わさびにも食べさせてみる。　










野菜もひとつも残さずご完食！
「これなら、きっとＫくんも“おいしい♪”て食べるよ～
                                                           by わさび」

白米等を使わずに、豆腐と野菜を中心にしたため、
計算式通りだと足りてないにもかかわらず、
量がかなり増えてしまったので、量を減らしました。（汗）

むしろ、一日に必要な獣肉量（タンパク質）はきちんと取り、
野菜にはカロリーがほとんどないので、野菜で量があると
満腹感が得られる効果はあるかもしれません。

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☆ごはんは太るの？！☆
 

ついつい、ワンの満腹感を得るために、
ごはんでカサ増ししがちですが、
白米は意外にカロリーが多いのです。
もし与える時には、少量をお湯でふやかし
「おじや」状にするなど（消化もよくなります）
与え過ぎに気をつけましょう。

これでみると、豆腐は白米の３分の１のカロリー
ということになります。
参考までに納豆も記載しましたが、納豆は与えるとしたら、
少量をトッピングになると思いますので、
実際は以下よりもカロリーは少ないでしょう。
人間のダイエットにも参考になる数値だわ（汗）

 

食材	エネルギー(kcal)/100g
白米	１68
じゃがいも（茹）	73
豆腐（絹ごし）	56
納豆	200

 

■その他
・ごはんを食べたら、翌日のうんちの状態をよく見てあげることと、
　手作り食にすると、市販のドッグフードの時よりも、
　う○ちの量が減ることもお伝えしました。
 
・また手作り食にすると、
　ドライフードの時よりも、お水を飲む量が減ります。
　これは手作り食には水分が多く含まれますが、
　ドライフード自体に含まれる水分量が１０％と程度と少ないためです。
 
・手軽なカルシウムの摂り方：→卵の殻を紹介
 
・ドライフードから手作り食に切り替える時は、
 トッピングなどから始めて、一か月くらいかけて、
　ゆっくり手作り食に切り替えていきます。
 
★ポイント★

ダイエットのために「食餌の回数を減らす」のは
犬の楽しみが減り、かつ空腹時間が長くなるために、
一回の吸収率が上がってしまいます。
また、量を減らしただけだと、
空腹感で満たされずストレスにもなりますし、
野菜ばかりだと犬に必要なタンパク質が不足します。

本来、肉食の犬ですので、必要なタンパク質（獣肉量）
とカルシウム等はきちんと摂取し、
その他の量を野菜などで調節するのが
望ましいのではないでしょうか～。
食材は一週間～２週間単位でバランスをみていき、
体重、毛ツヤなども観察しながら、
体調をみていくことが大切です。

いや～、まだまだ未熟モノで反省中