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    ♪ 柴犬わさびと音楽の日々 ♪
                       
   


















14(日)の作曲初演のコンサート、なんとかかんとか終了いたしました。
いやはや、様々ハプニングありで、どうなることやら、だったのですが…。

記録を残そうと、重い思いしてカートを引きずってカメラもビデオもMDも三脚も持参し、リハ前に自ら露出設定までしていたら、前夜まで動いていた愛用のコンデジがフリーズ。なんと本番撮影という大役を前にご臨終(涙)さよなら~、いままでありがとう~。って、今日の大事な撮影終わってから逝っておくれよっ!(涙)この時の落胆といったら…

いつも「あがってしまう」ということはほとんどない私ですが、昨日は、新曲初演であり不安要素が多々あって緊張感も倍増でした。そんなこんなで、演奏中は、ものすごーく集中してました。映像音楽や劇伴とかとちがって、0.1秒でも気を抜くと音楽がとまってしまうので。ともすると眉間に皺がよるくらいの集中力です(笑)
でもステージの上は楽しかったですよ。
ここまでくるのに創作も練習もかなりの時間がかかったのに、
楽しい時間はアッと言う間に終わり、という感じで(笑)

ご好評いただいた2人の衣装に関しては、はからずして似たような色のものを持っていたので、今回はそうしてみました。プリーツ仕立てのステージドレスって珍しいな、と思って着たのですが、ビデオチェックで見てみたら思いの他ラインもキレイで、ペダルにかかる足へのかかり方もちょうどよかったです。弾きにくくもなかったし。

作曲に関して少々言及いたしますと
「ムーンライト・ダンス」の2曲目は延々と繰り返されるミニマルの反復とズレに「あれ?あの人たち、演奏ズレちゃったんじゃないの?!なんて思った方」ご心配いりません。作曲者の指示ですから(笑)あのズレを作りだすのはすごく難しいんですよ。(難しい役は松井さんがやってます、爆)
ポイントは8分音符の中に一瞬でてくる16分音符のモティーフでズレが一拍ずつさらにズレていき、その音のストレスがピークに達しが辺りで、16分のモティーフが隣り合わせになり、次の瞬間ユニゾンに戻ってくるというもの。

他にも、そういう音楽的な緻密な構築があれこれなされています。(それでも形式的にはかなり自由な曲ですが)そのくせ、リズムなども自分でそのトリックにひっかかって弾けなくて練習中は「誰だよ!こんな曲書いたの、ムキーー!」とかなってました(笑)

  (以下、ご興味のある方だけお読み下さい ↓↓↓)

そういう音楽的な構築が、
キネマなどの劇伴との音楽作りと大きくちがった点ですね。
キネマでは「まずは映像ありき」で、映画のストーリーや登場人物の設定や感情、場面転換などをより効果的に活かしていくために、音楽が作られます。もちろん、それがいい曲で音楽自体が単独でひとり歩きしてくれたらそれは作り手としてとてもうれしいことですが、作る時は「どう音楽を聴かせるか」が第一目的ではないので、むしろシーンごとのモティーフなどのアイデアがたくさん必要になります。あとは登場人物のテーマとなるようなオペラの作曲で言うところのライトモティーフとかですね。

しかし音には意志がありますから「こうきたら、次はこういきたい」という必然な流れがあります。純作品は、すべてその自らに聴こえる心の音に耳を研ぎ澄まし、作品を紡いでいきますが、映像音楽の場合は、その意思とは反して場面が転換されたり、音楽のエネルギーが高揚を必然としていても、場面内の人物の感情の変化がそうでないのなら、そちらを優先せねばなりません。

純作品の作曲の方がはるかに緻密で高度な作曲技術を要しますが(ポップスのように「メロ&コード」とか「先にできたサビとくっつけて」なんて作り方は絶対にしません)キネマではそれとはまたちがった領域での技術と経験を要求されます。ただ単に美しいメロディだから、なんて弾いちゃうと、場面によっては目立ちすぎてかえってセリフの邪魔をしちゃいますからね。シーンでの音楽の役割を理解し、出るとこ出て引くとこ引いて、じわじわと深層心理を揺さぶるような音の魔力がよいのでは、と思ってます(笑)

ちなみに、年頭の芸劇『第七天国』で、たった一度しか使わないように意図した最初のテーマを、一番最後のエンディングのそれまた最後の余韻のたった2小節で、あえてそのモティーフを入れたりしました(誰も気づいてないと思うけど)
専門的な方が100人のうち1人気づいてくれたら、それはそれでうれしいですけど、そうでなくても観念や理論や専門知識などの理解ではなく、音のもつ本能的かつ感覚的な力がおのずと耳に記憶されて、映像に集中しストーリーを追ってる人の心理に働くものだと思っています。言うならば「音のサブリミナル効果」のように。そういう仕掛けをするのもキネマの楽しいところです。

ということで、作曲においては全く技法もアプローチが違います。そして本番演奏中の緊張感という意味でも、おそらく別の類のものだと思います。
     (ここまで ↑↑↑)

それと、今回ここの企画に初めて参加したのですが
全体進行には様々思うことろはありました。
他の演奏者に関しては、楽屋待機(映像のみ・音声なしモニタ)だったのでわからないのですが、固い雰囲気のまま淡々と進行されていたような話も聞いていますが(笑)まぁ、楽しいにこしたことはないけれど、芸術は決してエンターテイメントではないので、見せるパフォーマンスよりも演奏がよければそれでよしなのではないでしょうか(演奏聴いてないからわからないけれど、笑)これが現代音楽の演奏会なんて言ったら、愛想のかけらもない上、一般的に見れば理解不能なことを目の前でやられて、すごい拍手の渦だったりしますからね(ちまみに私はそういうの大好きですが)

マリンバは本当に豊かな響きで作曲のしがいのある魅力的な楽器であると同時に持ち運びはもちろん、扱いの難しい楽器であることを改めて痛感しました。共演して下さった松井さんにも感謝です。
松井さんの対応力といったら…
前々週にはミュージカルにのり、前の週にはレコーディングを済ませ、週頭には六華仙の名古屋公演を終え、この初演をしてくれました。どっぷりクラシックonlyの奏者だったらとうてい無理だったと思います。

ご来場いただきましたたくさんの方々、
大変にありがとうございました。
次回の作曲初演は来年の5月です。
今後とも精進して参りますので応援よろしくお願い申し上げます。
   
   
            
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HN:
わさび音
性別:
非公開
職業:
Composer & Pianist / Photographer
自己紹介:
★わさび(柴犬・♀・12歳)

柴犬初のベースボール犬として
球場でボールを運んでますワン♪

★わさび音(わさびのジャーマネ)

柴っ子気質に翻弄されながらも
わさびのために手作り食でご奉仕。
ドッグカフェめぐり大好き♪

ペット栄養管理士/愛玩動物飼養管理士1級/犬のためのホリスティック・ケア・アドバイザー

本業は Composer & Pianist/Photographer

※ 不定期更新です。
すいません(´д`;)

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